ヘリーの定理


[定理](Helly) 平面上に、有限個の凸集合があり、これらのうちのどの 3つを選んでも、それらに共通な点が含まれるとすると、 最初の凸集合すべてに共通な点が存在する。

証明はごく普通の帰納法でできる。特別な知識は何もいらない。
難しいとすれば、たぶん、凸集合の定義だけ。(まあ、誰でも 凸集合がどういうものであるかは知っている。ただ、「へこんでない形」 というイメージだけにたよると証明は難しいと思う。)
一応、凸集合の定義を書いておきます。

[定義] 集合Xは、Xの任意の2点を結ぶ線分が必ずXに含まれているとき 凸集合と呼ばれる

応用としては、次のような問題が考えられます。

[応用問題] 平面上に有限個の点 があり、どの3点を選んでも、この3点を半径1 の円で覆うことができるならば、すべての点を 半径1 の円で覆うことができる。

応用問題の方は、メーリングリストでは話題になっていませんが、 これからメーリングリストに参加しようと思っている人は ちょっと考えてみてはいかが?

最終更新 21 May. 1997
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